今の時代に「読書」なんて必要なの?

SNSとスマホ

今の時代、AIやインターネットが何でも教えてくれるようになりました。
そんな時代に、読書は本当に必要なのでしょうか?
調べればすぐに答えが出るなら、本を読むよりも、そちらのほうが時間も無駄にしないし、効率的なのではないか。

そう思う人も多いと思います。
そこで今回は、現代に読書は本当に必要なのかを、さまざまな情報を参考にしながら考えてみます。

今は本を読まなくても情報は手に入る

昔は何かを知ろうと思ったら、本を読むことがかなり重要だったと思います。
歴史を知るにも、経済を学ぶにも、社会のことを考えるにも、本は大きな情報源でした。

しかし今は違います。

スマホを開けば、ニュースも解説もすぐに見られます。
動画なら、難しい内容でも図や音声でわかりやすく説明してくれます。
AIに質問すれば、知りたいことを短くまとめてくれます。

そう考えると、ただ「情報を得る」だけなら、読書にこだわる必要はないのかもしれません。

むしろ、短時間で知識を得たいなら、動画やAIのほうが効率的に感じることもあります。

では、読書の価値はなくなったのか?

では、読書の価値はなくなったのでしょうか。

私は、そうではないと思います。

たしかに、情報を得るだけなら本でなくてもいい時代になりました。
しかし、読書の価値は「情報を得ること」だけではないと思います。

本を読むとき、私たちはただ文字を追っているだけではありません。

「これはどういう意味だろう」
「自分の場合はどうだろう」
「前に読んだ内容とつながるな」
「この人なんか変なこと言ってるな」
「この考え方は少し違うかもしれない」

このように、本を読みながら自然と考えています。

つまり読書は、情報を受け取るだけではなく、自分の頭で考える時間を作ってくれるものだと思います。

情報を知ることと、理解することは違う

現代は、情報を知ることはとても簡単になりました。

しかし、情報を知っていることと、本当に理解していることは少し違います。

例えば、AIに「資本論とは何ですか?」と聞けば、すぐに答えが返ってきます。
「読書のメリットは何ですか?」と聞いても、すぐに一覧で出してくれます。

でも、それを見ただけで自分の考え方が変わるかというと、必ずしもそうではありません。

本を読む場合は、すぐに答えだけが出てくるわけではありません。
著者の考え方を追いながら、少しずつ理解していきます。

ときには遠回りに感じることもあります。
でも、その遠回りの中で、自分の考えが整理されたり、今まで気づかなかった視点を得たりすることがあります。

効率だけで考えると、読書は遅いかもしれません。
でも、その「遅さ」に意味があるのだと思います。

読書は考える力を育てる

AI時代に必要なのは、ただ知識を暗記する力ではないと思います。

なぜなら、わからないことはすぐに調べられるからです。
AIに聞けば、かなりのことは答えてくれます。

しかし、AIの答えが本当に正しいのか。
その情報を自分はどう使うのか。
どの意見を信じて、どの意見には注意するべきなのか。

こういう判断は、自分で考える必要があります。

そこで大切になるのが、考える力です。

読書は、この考える力を鍛える方法の一つだと思います。

本は、動画やSNSのように一瞬で流れていくものではありません。
ページをめくりながら、自分のペースで考えることができます。

立ち止まってもいい。
前のページに戻ってもいい。
気になった言葉をメモしてもいい。

そうやって本と向き合う時間は、自分の頭で考える練習になります。

読書は自分の視点を増やしてくれる

読書の大きな価値の一つは、視点が増えることだと思います。

自分一人の経験には限界があります。
生きられる時代も、住める場所も、出会える人も限られています。

しかし本を読めば、自分とは違う人生や価値観に触れることができます。

歴史の本を読めば、今の社会を昔と比べて考えられる。
哲学の本を読めば、自分の悩みを少し広い視点で見られる。
小説を読めば、自分とは違う人の感情や人生を想像できる。
社会問題の本を読めば、普段見えていなかった現実に気づくことができる。

読書は、知識を増やすだけではなく、世界の見方を増やしてくれます。

これは、ネットで短い情報を見ているだけではなかなか得にくいものだと思います。

AI時代だからこそ読書が必要になる

AIが発達すると、知識を持っているだけの価値は少しずつ下がっていくかもしれません。

わからないことはAIに聞ける。
文章もAIが書ける。
要約もAIができる。
調べものもかなり早くできる。

では、人間に必要なものは何なのか。

それは、情報をただ受け取る力ではなく、情報をどう考えるかだと思います。

AIの答えをそのまま信じるのではなく、
「これは本当にそうなのか」
「別の考え方はないのか」
「自分の経験と照らし合わせるとどうなのか」
と考える力が必要になります。

その土台を作るものの一つが読書です。

読書をしていると、いろいろな考え方に触れます。
一つの物事にも、さまざまな見方があることに気づきます。

だからこそ、AI時代に読書は古いものになるどころか、むしろ大切になっていくのではないかと思います。

ただし、無理にたくさん読む必要はない

ここまで読書の大切さについて書いてきましたが、だからといって「本を読まない人はダメ」という話ではありません。

読書が苦手な人もいると思います。
忙しくて本を読む時間がない人もいると思います。
動画や音声のほうが頭に入りやすい人もいると思います。

それはそれでいいと思います。

大切なのは、何冊読んだかを自慢することではありません。
難しい本を読んでいる自分に満足することでもありません。

大切なのは、読んだ内容を通して、自分の考えが少しでも深まることです。

たとえ1ページでも、1つの言葉でも、そこから何かを考えられたなら、それは意味のある読書だと思います。

読書は「答え」ではなく「考えるきっかけ」になる

本を読んだからといって、すぐに人生が変わるわけではありません。

1冊読んだだけで、急に頭がよくなるわけでもありません。
悩みがすべて解決するわけでもありません。

でも、本を読むことで、少しだけ物事の見方が変わることがあります。

今まで何となく感じていたことに言葉を与えてくれたり、
自分では考えたことのなかった視点を教えてくれたり、
悩んでいたことを少し違う角度から見せてくれたりします。

読書は、すぐに答えをくれるものではないかもしれません。

でも、自分で考えるきっかけをくれるものだと思います。

まとめ:現代にこそ読書は必要なのかもしれない

現代は、情報を手に入れるだけならとても簡単な時代です。

AIもあります。
インターネットもあります。
動画もSNSもあります。

短時間で知識を得たいだけなら、ネットやAIで調べても全然いいと思います。

読書
ゆっくり考える、自分の中で整理する、著者の考え方や世界観に触れるのが得意。 

AI・ネット
早く答えを知る、情報を集める、要約するのが得意。

しかし、情報をどう受け取り、どう考え、自分の中でどう使うか。
そこには、今でも自分の頭で考える力が必要です。

読書は、その考える力を育ててくれます。
そして、自分とは違う視点や価値観に触れるきっかけをくれます。

効率だけを考えれば、読書は遠回りに見えるかもしれません。

でも、その遠回りの中でしか得られないものもあります。

だから私は、現代に読書はまだ必要だと思います。
むしろ、情報があふれている今の時代だからこそ、読書によって立ち止まり、自分の頭で考える時間が大切なのかもしれませんね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました