暑い日は、何もしていないのに疲れたり、仕事や勉強に集中できなかったりしませんか。
「自分のやる気が足りないだけ」と思いがちですが、暑さが原因の可能性もあります。
気象庁は、2026年7月と8月の平均気温について、全国的に平年より高くなる可能性が高いと予想しています。これからは、暑さと上手に付き合うことがますます重要になりそうです。
暑さで集中力が落ちることがある
気温が高い環境では、私たちの体は汗をかいたり、皮膚の血流を増やしたりして体温を下げようとします。
暑さや脱水が強くなると、だるさだけでなく、集中力や判断力の低下が起こることもあります。厚生労働省も、集中力や判断力の低下を熱中症の症状の一つとして挙げています。
若い大学生を対象にした研究でも、猛暑の中で冷房のない建物に住んでいた人は、冷房のある建物に住んでいた人より、認知テストへの反応が約13%遅くなりました。
小規模な研究のため全員に同じ結果が出るとは限りませんが、室内の暑さが集中力に影響する可能性を示しています。
夜の暑さも翌日に影響する
暑い夜は寝つきにくく、途中で目が覚めやすくなります。研究レビューでも、室内や屋外の温度が高いほど、睡眠時間や睡眠の質が低下する傾向が報告されています。
睡眠が十分に取れなければ、翌日に眠気や疲労が残ります。
つまり、暑い日にやる気が出ないのは、昼間の暑さだけでなく、前日の睡眠不足も関係しているかもしれません。
無理に頑張るより、まず涼しくする
暑くて集中できないときは、気合いで乗り切ろうとするよりも、まず環境を整えることが大切です。
エアコンを適切に使い、こまめに水分を取り、暑さ指数が高い時間帯の運動や外出を避けましょう。環境省も、暑さ指数の確認、涼しい場所で過ごすこと、休憩と水分・塩分補給を呼びかけています。
暑い日に集中できないのは、必ずしも怠けているからではありません。
夏は普段よりも予定を詰め込みすぎず、涼しい朝や夜に重要な作業を回すなど、暑さに合わせて生活を調整することも必要です。
※頭痛や吐き気、強い倦怠感、普段と違う言動、集中力や判断力の明らかな低下がある場合は、熱中症を疑い、涼しい場所へ移動して医療機関への相談を検討してください。
まとめ
今年も暑くなる見込みです、熱中症や夏バテには気をつけましょう
参考記事
厚生労働省「職場でおこる熱中症」
PLOS Medicine
「A systematic review of ambient heat and sleep in a warming climate」
環境省「熱中症予防情報サイト」


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